プログラマーが金融業界に近づかない方が良いと思う理由6選

色んな客先常駐開発に従事してきましたが、エンジニアにとって特に過酷な現場はどこか!?

個人的に益にならないのが金融系システム開発かなと感じます。

■ここでの金融システム開発の定義

・金融機関同士の合併に伴う開発(勘定系の統合)とか現行サービスの保守開発

私自身としては4年近く金融システム開発の現場に従事した経験があります。

一体どんなシステム開発をやっていたのか、オススメ出来ないと思う理由を幾つか挙げます。

どんな仕事をやっていた?

最初の2年は開発部に配属され、銀行同士の統合に伴う顧客情報を一元管理をする名寄せ処理や、他システムとの連携処理、営業店窓口が利用するオンライン画面を開発していました。

TaNA
仕事なので当たり前ですが、字面だけでつまらなさそう感が半端ない。いや字面通りにザ・つまらない業務で現場は緩いけど、辞める人もかな〜り多いです。

開発現場での役割を終え、別システムの保守運用部門に異動。

・大手ベンダーと銀行員の間に立つベンダーコントロール

・スケジュール管理・電話対応、運用マニュアル作成、新人教育

・仕事がない年配銀行員に仕事を作るために動く

この仕事、ロボットでも出来るのでは!?

TaNA
このままでは非エンジニアになると危機感が募る日々。当たり前の話ですが私同様、危機感を覚えて早期離脱する若手社員が多いこと多いこと。

私の周りでも同行で働いていた同期がいたり、また他の会社で働く友人も、別の金融機関で働いていましたが、話を聞いてみると、どこも似たり寄ったりの話を聞きます。

低スペック端末で慢性的な長時間労働

参画案件が新規開発でしたので、毎日終電帰宅は当たり前でした。

長机に所狭しと並べられたノートPCに向かって座り、インターネットも繋がらない開発環境。

低スペックPCでの開発作業なので、サーバーとExeclを同時に動かすとフリーズしたり…

タイトなスケジュールが組まれがちで、頻繁に徹夜したり、休日出勤もしばしば。

全員が期限に追われ仕事をしており、劣悪な環境ですから、当然現場の雰囲気も悪い。

TaNA
残念なことですが、何の連絡もなく急に来なくなったり、鬱になったり。お金を扱う業務ですから、行員さんの責任も大きく、キツく当たってくるし、最悪の場合は自らの命を絶たれる方もいます。

現場で働き続けていると、どうしても冷静な判断が出来なくなり、急に逃げ出したり。

そんなケースでも、スケジュールが後ろにズレないし、また要員を連れてくるのは難しい。

今いる人の負担が更に重くなり、また人がいなくなる負のスパイラルも度々起こります。

技術的な上積みが少なく、Excelの作業能力がUPする傾向

個人的に業務の中で、最も辛いのが行員のお偉いさん達によるエビデンス検閲。

少しでも書式が誤っていたり、説明内容が曖昧であると判断されると、容赦ない口撃と罵倒。

TaNA
未だに紙文化が残っており、無駄な手続きやエクセル作業の嵐で、毎日寝る時間も少なく、ボーッとした頭を何とか働かせ、いかにしてエビデンス結果に納得してもらえるかに注力!!

エクセルでエビデンスを作りますが、金融系システムなので過剰なくらいテストケースも多い。

エクセルで作られた50シート近いエビデンスを印刷するのも手間過ぎて泣ける。

ちょっと文字が見切れてたり、見え辛いと再印刷するハメに。

TaNA
プログラマーとして技術的な上積みはあまり期待出来ない事が一番の大問題で、長く居続けると危険と言われる理由はココにあります。

開発時間よりエクセルのエビデンス準備や、行員に説明したりする時間が多い。

制約の多い環境なので新技術への挑戦など自由度は低い

基本的に上から落ちてくる仕様を設計に落とし込み、決められた技術と開発環境でプログラムを書くので、個人的に使いたい新技術や、業務改善のためのツール導入など許されません。

金融システムでしか使わないマニアックツールや、独自フレームワーク開発に従事すると、どの現場に行っても通用するポータブルスキルが身に付きにくい傾向にあります。

TaNA
そんな現場生活が長く続くと、転職出来ないプログラマーになる可能性大。

色んな現場を経験した上で、金融系システム開発に従事し続けるのは問題もありません。

初めての現場が金融系システム開発である若手プログラマーの方に言いたい一言!!

POINT是非他の開発現場に触れる機会は持つこと!!

大規模案件なので役割が細分化

基盤・環境だけ触る人、ネットワークだけ触る人、開発専任、本番環境へのリリースだけ行う人、保守運用専門部隊など、大規模案件が多いので、役割の細分化が行われています。

TaNA
一見すると問題ないように思えますが、このような環境に長くいると、自分の担当業務以外に関心がいかなくなり、自ら可能性を狭める事に!!

SIerで開発してた人でも、全くHTMLを知らなかったり、Linuxに疎い人がいます。

WEB系の開発現場であれば、小さな案件でも設計〜リリース・保守まで一人でやることも多い。

大規模案件なので致し方なしですが、若いプログラマーの方は、ちょっと苦労しても、仕様検討〜保守運用を経験出来る小さめの案件に携われる現場が良いのかなと感じます。

体育会系のノリがかなり面倒

新規要員の参画時、または退行時など律儀に飲み会が催されます。

まあこれは金融系以外の開発現場でもありますが、どうも体育会系のノリが強い現場が多く、若手の人はイジられたり、色々やらされたりと、結構面倒ですね。

TaNA
1回の飲み会で、4000円〜6000円飛ぶのは涙が出てきます。どれだけ気まずかろうと、行きたくない会には行かないと言う勇気が必要です。

やはり金額設定は高めな印象ですが、システム開発に携わる人が多い分、歓送迎会が多い。

多い時は月3〜4回も催され、きっちり請求されます。

下っ端の貧乏プログラマーにはかなり辛い。

しかも大抵楽しくありませんからね。

偏見ですが癖の強い人が多い

これは個人的な意見なのですが・・・

TaNA
妙にプライドが高く偏屈で、接してるだけで体力的にも精神的にもキツイです。

行員さん同様、そこで働くパートナーも癖がスゴイです(良い意味でも悪い意味でも)

技術力はあるけど話が通じない元自衛隊の人とか、ちょっと目つきの怖い元暴○族の人とか。

そんな猛者達をまとめ上げる元請けのマネージャーには少なからず同情します。

あくまで私はパートナーでしたが、若手行員の方々はとても大変そうに見えました。

同チームの行員に同世代が何人かいましたが、薄給で仕事量は多く、且つプレッシャーが半端ない。

体調を崩され休職されたり、退職し実家に帰る人も多いです。

他にも色々ありますが、個人的には金融系の大規模開発案件には近づかないのが吉かなと。